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2025年12月24日

【フィギュアスケート部】感慨深い大会となった全日本選手権

本年度の全日本選手権は総勢9名のOB/OGと現役部員が出場し、喜びあり、涙あり悲喜交々の感慨深い大会となりました。

【ペアとアイスダンスで優勝!】

ペアは3組出場中で世界チャンピオンの組(三浦/木原組)が怪我による途中棄権を受けて2組だけの出場となってしまいましたが、その中でも森口澄士OBカップルは高いツイストリフトや流れのあるスロージャンプに安定感のあるリフトなど危なげない演技で堂々の優勝を飾りました。

籠谷OG/本田OB組も結成から時間があまり経っていないにも関わらず、サイドバイサイドの3回転ルッツジャンプなどの難しい要素を散りばめ今後の飛躍を感じさせられる演技で2位に輝きました。

アイスダンスはベテランカップルや今季シングル競技から転向した実力者がひしめき合う5組の出場で注目を浴びましたが、我らが森田真沙也カップルは日本でただ1組しかもっていない国際スケート連盟大会でのポイント保持者として面目躍如のミスのない演技でこちらも優勝を果たしました。

【シングル競技に課題を残す】

喜びの多かったカップル競技でしたが、シングル競技は逆に課題を残す結果になってしまいました。

男子シングルで友野OBはショートプログラムではちょっとしたミスはあったものの何とか4位に踏みとどまり、フリースケーティングの出来次第ではオリンピック出場対象の3番手が狙える位置につきましたが、勝負のフリースケーティングでは冒頭から3つの4回転ジャンプで手痛いミスをしてしまい、最終6位まで順位を下げてしまい手を伸ばせば届くところにあったはずの夢を逃してしまいました。

ただ、プログラム全体を通しての表現力は実力者の片鱗を見せてくれました。

中村俊介は今大会でも多回転ジャンプのミスが影響し総合19位と実力を発揮出来ませんでした。

森本涼雅は総合20位でしたが、伸び伸びと普段通りの演技ができ、大会終了後「新人賞」を受賞しました。

女子シングルは全く予想外の結果でした。

吉田陽菜ですが、ショートプログラムでジャンプ2つのミスが出てしまい28位、清水咲衣はジャンプわずかに1つだけのミスだったにもかかわらず27位と、2人ともショートプログラムで24位以内に入れず、フリースケーティングへの進出がなりませんでした。

勝ちたいという思いが強い選手ばかりが参加している今大会で少しのミスも許されないことを思い知らされました。

 

【ついに悲願のオリンピック代表選手を輩出!】

当部にとって1968年のグルノーブル大会出場の岡本(旧姓:石田)治子先輩以来の五輪選手、しかも一気に2名を輩出することが出来ました。

本当に喜ばしいことで、ようやく正式に決まって安心しました。

代表選手として出場するからには、更なるレベルアップに取り組み大会本番で思い切り暴れて欲しいものです。

 

同志社大学体育会フィギュアスケート部監督 宮﨑克俊

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