８月に行われた全日本学生カヌースプリント選手権大会（インカレ）において、女子カヤック部門で初優勝を果たすことができました。前哨戦である関西学生カヌースプリント選手権大会（8月7日〜11日、兵庫県宍粟市音水湖カヌースプリント競技場で開催）では、女子カヤック部門は同志社大学の56点に対して、武庫川女子大学が80点という大差がつき、第２位という結果でした。

競技日程が悪天候のため大幅に変更となり、彼女たちが自信をもっていた200m種目が全て中止となったことが影響したと思われます。

しかしこの悔しさを全日本学生カヌースプリント選手権大会にぶつけることを選手たちが約束していました。

そのため、全日本インカレに向けて再度トレーニングを実施するとともに、今シーズンは就活などで満足なトレーニングができずに不調であった川井リーダー（スポ健４）がカヤックフォアから降り、代わりに１年生の四方（スポ健1）を投入、川井自らは昨年のインカレ優勝種目であるカヤックペアに集中するという勝負に出ました。

第61回全日本学生カヌースプリント選手権大会は、山形県西川町月山湖カヌースプリント競技場において8月26日~31日の日程で開催されました。

雨、雷、強風の悪天候により500mの日程が変更されましたので、関西学生選手権大会のことが頭をよぎりました。

選手には200m種目がなくなる可能性もあることを頭に入れてレースをするように指示しましたが、500ｍ種目終了後は同志社大学の64点に対して、武庫川女子大学が76点という結果になってしまいました。

しかし選手たちは得意とする200m種目で逆転することをあきらめずにレースに挑みました。

重圧の中で１年生の四方が右腕の筋肉を傷めるというアクシデントがありましたが、選手全員でカバーし集中力を切らさずに最後まで漕ぎ抜きました。200ｍ種目ではシングル、ペアともに素晴らしい結果を収めることができました。

各競技の戦績は添付の通りです。

R7_第61回全日本学生カヌースプリント選手権大会 順位 R7_全日本学生選手権大会_結果 R7_第15回全日本学生カヌースプリント新人選手権大会 順位

大会には多くのOBOGが駆けつけてくれ、カレッジソング、応援歌や同志社チアで盛り上がりました。

女子カヤック部門の優勝は、2013年に女子カヤック部門を創設してからの悲願でありましたが、今年その目標を達成することができ部員とともにOBOG一同が歓喜に沸いています。

記：カヌー部監督　今本　博