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2017年2月9日

【フィギュアスケート部】冬季ユニバーシアードで木原万莉子(スポ健1)、7位入賞!

本大会の出場メンバーには、ロシアから出場の3選手が突出した(いずれも過去の世界選手権のメダリスト)実績を持っており、対する日本の3選手は世界選手権等の国際スケート連盟のビッグイベントの出場経験はないものの、隙あらばロシア勢に一矢報いることができるかどうか、という実力関係だと見ていた。

当部から出場の木原は、年末の全日本選手権の直前に故障しており、あれから1ヶ月の短期間でどれだけ復調できるかが、今大会の最も大きい課題であった。

ショートプログラムでは冒頭で予定していた3T+3T(3回転トゥループと3回転トゥループのジャンプコンビネーション)の予定のところで手をついてしまい勢いがなくなり、単独ジャンプとなり大きく減点された。
全日本選手権の時と同じ様に急遽、続く単独ジャンプの予定だった3Lo(3回転ループ)に2Tを繋げてリカバリーしたものの、9位とやや出遅れた。

今シーズンの集大成として巻き返しを図って臨んだフリースケーティングでは、スプレッドイーグルの動作からそのまま踏み切る2A(2回転アクセル)が1A(1回転アクセル)になってしまったこと以外は大きな失敗はなく、本人としては久しぶりに会心の出来であったように見えた。

結果、フリースケーティングでは5位、ショートと合わせた総合で7位入賞を果たした。

他の日本選手2人が、素晴らしい演技で、強豪のロシア勢に割って入り2位と3位に入った事実は、彼女らと遜色ない実力を持っている木原もピーキングがうまくいけば世界で活躍できる可能性が十分あることを改めて感じさせられた。
特にフリースケーティングにおいて、かつての世界女王であるロシアのトゥクタミシュワ選手に勝ったことは大きな自信になるはずである。

今後の彼女の飛躍に期待してやまない。

【本人のコメント】
「あまり良くない結果となり悔しい気持ちですが、受け止めてまた来シーズン頑張ります」

フィギュアスケート部監督
宮崎 克俊

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