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2016年12月26日

【ボート部】創部125周年記念式典・祝賀会開催

11月19日(土)、「同志社大学ボート部創部125周年記念式典」が、京都ホテルオークラにて開催され、同志社総長・同志社大学学長をはじめ、総勢220名を超える出席者があった。
記念講演には、大本山石山寺第五十二代座主 鷲尾遍隆猊下をお招きし、「石山寺と水の風景」というテーマで約40分お話をいただいた。石山寺は清流瀬田川のほとり、伽藍山の麓にあり、観音の聖地である。奈良時代から今日まで続くその歴史の中で、同志社大学ボート部の活動を見守っていただき、部員にも身近な存在である。

祝賀会に於いては、まず同志社大学ボート部艇友会の新井 喜範会長より、ボート部の125周年の歴史を振り返り、200周年に向けての新たな船出を祝って感謝の言葉が述べられた。1968年のメキシコオリンピックに出場経験のあるクルーも会場に足を運んでおり、その輝かしい歴史に思いを馳せた。

同志社総長 大谷 實様は、祝辞で「伝統を守ってきた先輩への感謝の気持ちを忘れず、校祖新島襄の思いを引き継ぐよう」現役選手達を激励された。
同志社大学学長 松岡 敬様からは、「新島襄の精神を引き継いだ同志社大学ボート部の理念を忘れず、150周年、200周年と歴史を築きあげるため、全力を尽くすように」と祝辞を頂いた。
また、同志社大学とさまざまなスポーツで交流のある立命館大学のボート部OB会会長の吉田 郁雄様からも、「互いに良い刺激となるライバルとして、そしてボート界を盛り上げる仲間として連携を取っていこう」と祝辞を頂戴した。
さらに、同志社スポーツユニオン会長 豊原 洋治様からは「同志社大学ボート部創部125周年にあたって歴史を支えた方々に感謝と敬意を捧げ、ボート部がいつまでも同志社スポーツの代表としてたくましく活躍されることを祈ります」と祝辞を頂いた。
その後、ボート部の志賀 理部長からは「伝統を守り、同志社らしいボート部であり続けること、同志社スポーツとボート部の発展に寄与できるよう邁進していきます」と決意が述べられた。
そして、同志社大学体育会長 沖田 行司様の乾杯のご発声で創部125周年を祝し祝宴に入った。

宴の途中で現役生によるアトラクションがあり、125周年の歴史を振り返るビデオ上映の後、現主将の松本 直弥(経3)が今のボート部を紹介し、今後の抱負を述べた。
今年の戦績として、全日本新人準優勝、全日本大学選手権7位、全日本選手権7位と3大会でベスト8以上の戦績を残した。数年前には、部員減のために廃部の危機すら感じたボート部がここまでの勢いになったのは、非常に多くのドラマを乗り越えてきたからだ。
125年の節目に主将という大役を担った田井 哲郎主将(商4)は、チームスローガンを「RISE TO THE CHALLENGE “ねだるな勝ち取れ”」とした。競技経験者の渦巻く全国大会において、大学で初めてオールを握った素人集団が結果を見いだすことができたのは、選手たちの類い稀な努力と活気、勝ちたい思いが身を結んだことを語った。
また、武田知也監督は来年にはいよいよ100名体制の部になるとし、選手たちが勝負という厳しい世界で勝ちを追い求めていきながら、その結果社会人としても優位な人材として輩出できるよう育てていくと宣言した

125周年は変革期。この一年でボート部の組織は歴史上最大規模となった。1968年のメキシコオリンピックに同志社大学クルーが日本代表として出場したように、同志社大学が全日本選手権で歓喜の声をあげ、東京オリンピックへの切符を手にしてくれる選手が現れることを大いに期待している。

ボート部コーチ 金野 裕輝

 

石山寺座主 鷲尾遍隆猊下
石山寺座主 鷲尾遍隆猊下
新井喜範OB・OG会長
新井喜範OB・OG会長

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