リオデジャネイロ五輪に羽ばたけ、同志社の星たち!
まずはフェンシング男子フルーレ個人の太田雄貴(2008商卒)、北京でフェンシング五輪初の銀メダル(個人)に輝き、ロンドンでは同団体を銀メダルに導いた。準決勝で強敵ドイツを太田の驚異のねばりで逆転勝利した感動の瞬間は忘れられない。2020年の東京五輪招致活動にも尽力。
昨年7月ロシア開催の世界選手権で日本勢初の金メダルを獲得し、今春にリオ五輪への出場が決定。五輪4回目の太田には集中力とキレのある攻撃で頂点を目指してほしい。6月25日の壮行会では175人の出席者を前に「金メダル取ってきます」と力強く宣言した。
アーチェリーの林 勇気(2007商卒)は北京に続き2回目の出場だ。北京では団体8位入賞に貢献。続くロンドンでは選考会でのアクシデントで代表の座を逃したが、失意の中取り組んだフィールドアーチェリーから競技の面白さを再確認、リオ五輪代表入りした。昨年10月のアーチェリー部創部55周年記念祝賀会では「2度目の五輪となるリオからはメダルを持って帰ってきます」と力強く語っている。
そして、6月13~15日にチェコで開催のリオデジャネイロ・パラリンピック世界最終選考会で3位となりパラリンピック出場を決めたアーチェリーの上山友裕(2010商卒)。「昨年2度の日本代表落ちを経験し、リオへの挑戦は終わったと何度も思った」そうだが、最後の最後に結果を出しリオへの切符をつかんだ。2人の代表入りが決まったアーチェリー部の道永宏監督(1979商卒)はモントリオール五輪の銀メダリスト。ぜひ監督に続いてほしい。
セーリング女子RSX級の伊勢田 愛(2010商卒)は、ボードセイリング部時代にインカレ制覇、2011~12年の世界選手権(オープンクラス)連覇の実績を持つ。RSX級ではなかなか結果が出せなかったが、昨年10月オマーンで開催のRSX級世界選手権で日本勢最上位の21位に入って国別出場枠を獲得し代表に決まった。壮行会では、「リオでの目標は、最終順位を決定するメダルレースに進出すること、そしてその大舞台で上位を獲得することです。感謝の気持ちを忘れず、自分を信じ、皆様に素敵な報告ができるよう全力で頑張ってきます。これからも変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします!」と語っている。
7人制ラグビーの松井千士(スポーツ健康科学部4回生)は昨年のリオ五輪アジア予選代表として最年少の21歳で出場、見事優勝し初の五輪切符を獲得したメンバーだ。50m5秒8の俊足で初戦の台湾戦で日本の大会第1号トライを挙げ、6試合で計9トライと大会の「トライ王」にも輝いた。6月29日、リオ五輪7人制ラグビー日本代表14人に学生としてただ1人選出された。俊足に磨きをかけ、リオでたくさんのトライを決めてほしい!
写真提供:(株)スポーツビズ、(株)堀場製作所、ラグビー部、同志社スポーツアトム編集局