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2021年11月25日

【空手道部】第65回全日本大学空手道選手権大会

 

1121日、第65回全日本大学空手道選手権大会が日本武道館にて開催された。第64回大会はコロナによる中止となった為、2年ぶりの開催となった。

 同志社は4種目にエントリー。大学4年生にとって、学校の名前を背負って戦う最後の試合ということもあり、最後の最後まで目の離せない試合が続いた。

 ◆結果

男子団体組手→3回戦敗退

女子団体組手→3

男子団体形→2

女子団体形→3

 

<男子団体形>

62回大会で悲願の全国制覇を成し遂げ、3大会ぶりに優勝を目指した今大会。4年生の知念を筆頭に、2年生の笹岡・東畑、1年生の赤坂の4名で臨んだ。

 

◆第1ラウンド(笹岡・東畑・赤坂)

クルルンファを演武。

序盤はやや硬さが見られたものの迫力ある演武で2位通過となった。

1位通過は国士舘大学

 

◆第2ラウンド(知念・笹岡・東畑)

パープーレンを演武。

同志社としては団体形で初めて演武する形だ。第1ラウンドでは0.1及ばず2位通過となったが、本ラウンドでは反対に0.1、国士舘大学を上回り、見事決勝に進出を決めた。

 

◆決勝(知念・笹岡・赤坂)

アーナンを演武。

過去最高と評されるほどに完成した形・分解をやり切ったが、相手は反対のパートを圧倒的に勝ち上がってきた帝京大学。フィジカル面などあと1歩足りず、惜しくも準優勝となった。

 

<女子団体形>

悲願の初優勝を目指し、4年生の小久保、2年生の大内・岡田・三井の4名で臨んだ。

 

◆第1ラウンド(小久保・岡田・三井)

クルルンファを演武。

試合開始1番目の演武ではあったが、良い形を打ち切り、2位通過で第2ラウンドへ進出。

1位通過は帝京大学

 

◆第2ラウンド(小久保・大内・岡田)

男子同様にパープーレンを演武。

小久保を中心に纏まった見栄えのある形を演武。同グループの帝京大学と合計点は一緒の22.6。しかし、最低得点が帝京大学の方が高く、惜しくも第2ラウンドも2番となり、決勝に進むことは出来なかった。

3位入賞

 

<男子団体組手>

2年前のベスト8を超えるべく、4年生の飯嶋・井上、3年生の戸田・和田、1年生の為本・廣・前本のメンバーを入れ替えながらトーナメントを駆け上がった。

 

1回戦(新潟産業大学)

為本、飯嶋、廣、戸田、井上の5名ともが勝利を収め、2回戦進出。為本、廣は1年生ながらも果敢に仕掛け勝ち星をあげた。

 

2回戦(東海大学)

和田、飯嶋、前本の3名が先鋒から中堅で勝ちきり、3回戦進出を決める。1.2回戦ともに主将の飯嶋はチームに勢いをつける試合をしてくれた。

 

3回戦(帝京大学)

井上、飯嶋、戸田、和田、廣が出場。

先鋒の井上がナイスゲームメイクでまず1勝をあげる。

次鋒の飯嶋は相手に3点取られるも上段蹴りを決め、同点に追いつく。しかし、最後に1点取られ敗戦。

続く中堅は戸田。来年のエース候補として、ここは勝って欲しいところだったが、相手は勝ち頭の山本選手。つけいる隙がなく0-1で敗戦。

あとがなくなった副将戦。和田が挑んだがこれまでの流れを断ち切れず敗戦。

結果13敗にて3回戦敗退となった。

 

<女子団体組手>

届きそうで届かない優勝。今年こそはと強い気持ちで臨んだ。4年生の瀬戸口、2年生の松下、1年生の岡田の3名でトーナメントを勝ち上がった。

 

1回戦(シード)

 

2回戦(東海大学)

先鋒から岡田、松下、瀬戸口の順で出場。初戦ということもあり硬さも見られたがしっかりと勝ちきり3回戦進出を決める。

 

3回戦(国際武道大学)

最近、力をメキメキと付けてきている大学ということもあり接戦が続いたが、4回戦進出を決める。

 

4回戦(国士舘大学)

先鋒は松下。ロースコアに持ち込まれ1-1で敗戦。(先取ルール適用)

中堅は瀬戸口。こちらも試合の序盤から、こう着状態が続く。お互いに決め手を欠いていたが、残りわずかで瀬戸口が先取。1-0で勝敗をイーブンに戻す。

大将は岡田。引き分けでも得失点差でチームが勝つ状況ということを理解し、点を取られないスタイルでゲームメイク。1年生ながら落ち着いた試合運びで0-0となり引き分け。

111分となったが得失点差により、準決勝進出を決める。

 

◆準決勝(近畿大学)

西日本大会では敗れている同志社。なんとかこの舞台で借りを返したいところだったが、壁は高く超えることが出来なかった。

 

内容自体は決して引きを取るようなものではなかったが、先鋒の松下、中堅の瀬戸口ともに敗戦。

 

結果は3位。目指していたところには手が届かなかったが、この種目では約5年ぶりに3位以内に入賞することが出来た。

 

<終わりに>

試合を終えた4年生は皆、清々しい顔をしていた。結果的には望んでいるものではなかったが、最後まで走り切った4年間。思うようにいかないことの方が多かったはずだ。昨年は誰も経験したことのない世の中になり、試合をすることが出来なかった。そして、今年は約2年ぶりに空手の試合に出場。ひと1倍、空手が出来る喜びを感じたはずだ。このような経験は誰もが出来る経験ではないからこそ、この経験をこれからに活かしてほしい。

社会に出て、多くを学び、成長した彼・彼女達がこれから益々活躍する姿に期待したい。

 

そして、4年生を4年間、厳しく時には優しく支えて下さった関わる全ての方に、深く感謝申し上げます。有難うございました。

 

次の試合は来春。来年も高校で名を馳せた選手が数多く入部することが決まっている。どんなチームになるのか、今後とも同志社空手道部にご注目下さい。

記事作成:宮原泰成

 

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