「第71回全日本学生賞典障害馬術技大会」で団体6位入賞 個人では武道芙紀・シロッコプラダが好走し準優勝を勝ち獲る!
「第71回全日本学生賞典障害馬術技大会」で団体6位入賞
個人では武道芙紀・シロッコプラダが好走し準優勝を勝ち獲る!
開催:令和3年10月30~31日、 会場:山梨県馬術競技場(山梨県北杜市)
本大会は、新型コロナウィルス感染拡大に伴う諸状況に鑑み、障害をMCクラス(高さ120cm以下)相当に変更し、無観客での開催(関係者は事前登録制)となった。
同志社のチーム編成は、主将の長野天祐が8月に大腿部を怪我した為、非常に難しくなっていた。
その為、MD(110cm)クラスでの出場資格を持つ中村花梨を、急遽秋の関西学生自馬大会でMC(120cm)障害にチャレンジさせ全学出場の資格を取り不測の事態に備えた。その後 長野は試合に出場出来るまでに回復したが、団体戦のルールが従来の<1チーム4人馬>から<1チーム5人馬>に変更となった為、中村をMD競技から、賞典障害の団体メンバーに変更し<5人馬の体制>で臨んだ。
■10月30日(第1回目走行)
出場順 人馬名 成績
1走 長野天祐(商4)・エキゾーストノート 減点12
2走 幣内結衣(同女4)・シャイニングライト 減点16
3走 中村花梨(経3)・BIZザミーラ 減点11
4走 奥野景虎(商1)・アスランZ 減点 9
5走 武道芙紀(スポ健3)・シロッコプラダ 減点 0
第1走の長野・エキゾーストノートは、昨年(棄権)のリベンジで臨んだが、怪我の影響か普段の実力を出し切れず3落下を喫した(減点12)。 第2走の幣内・シャイニングライトも後半に落下を重ね4落下(減点16)し、この時点で団体成績が減点28と上位入賞が厳しくなり、後続にプレッシャーがかかった。
第3走の中村・BIZザミーラは初の大舞台(全学出場)で緊張のためペースに乗らないまま第一障害に向かい拒止されたが、再度ペースを整えてからは順調に飛越を重ね 落下は最終障害一つのみで完走した(減点11)。
第4走の奥野・アスランZは1回生で全学初挑戦し 2落下・タイム減点1の(減点9)でゴール。
最終走の武道・シロッコプラダは期待通りの軽快な飛越で完走した(減点0)が、第1回目のチーム成績は、減点20(上位3名合計)の9位と大きく出遅れ、2日目での挽回にかけることになった。
■10月31日(第2回目走行)及び2走合計減点と順位
出場順 人馬名 2回目成績 総減点 最終順位
1走 幣内・シャイニングライト 減点13 合計減点29 44位
2走 長野・エキゾーストノート 減点24 合計減点36 50位
3走 中村・BIZザミーラ 減点 0 合計減点11 27位
4走 奥野・アスランZ 減点 4 合計減点13 31位
5走 武道・シロッコプラダ 減点 0 合計減点 0 2位(準優勝)
第1走の幣内・シャイニングライトは、前日より良いペースで走行したが後半に落下を重ね(減点13)、第2走の長野・エキゾーストノートは実力を発揮できず不本意な結果に終わった(減点24)。
第3走の中村・BIZザミーラは、前日の反省を生かし良いペースで乗りこなし、初の全学で減点0という素晴らしい成績で上位入賞の望みを繋いだ。(中村は馬歴僅か2年半での快挙)
続く4走目の奥野・アスランZも1落下に抑える走行(減点4)でチームを盛り上げた。最終走の武道・シロッコプラダはその期待に応え減点0で完走し団体成績を減点24に止め<6位入賞>を果たした。
又 武道・シロッコプラダは2日間で減点0の8人馬でのジャンプオフに進み、難しい経路を果敢に攻めて好タイムを出したが、惜しくも1秒01差で日大・吉田選手に抜かれ<準優勝>となった。(武道芙紀選手はこの競技で2019年11位、2020年9位)
■団体成績は、日大が2回走行の総減点4で5連覇を達成。
優勝 日本大学 減点 4
2位 立命館大学 減点 9
3位 関西大学 減点10
4位 明治大学 減点13
5位 早稲田大学 減点16
6位 同志社大学 減点24
充分なチーム体制で臨めなかった今年の大会でしたが、不調の選手を残りの選手がカバーし素晴らしいチームワークであったと思います。来年はもっと成長した成果を皆様にお見せ出来る様 頑張りますので 引き続き応援よろしくお願いします。
又、児玉剛氏(S47年卒)、吉川京太氏(H29年卒)、中村優太氏(R2年卒)が遠路 応援に駆け付けて頂きました。
総監督:市村 元一