TOPICS
トピックス
2018年3月30日

【硬式野球部】同志社・早稲田定期戦 復活第五戦

今年で第5回を迎えました早稲田大学との復活定期戦が3月18日(日)東京・東伏見の早稲田大学安部球場で行われました。
その前日、早稲田大学大隈ガーデンパレスに於いて両校のレセプションが執り行われ、両校野球部部長からのご挨拶の中には、早稲田大学野球部創設者の安部磯雄先生が同志社の卒業生であり、教鞭をとっておられたことなど両校の深いかかわりについてお話しいただきました。その後、同志社スポーツユニオン豊原会長からは「早稲田大学が明治38年に野球史では初めての海外遠征(アメリカ)に行き、そのメンバーであった獅子内氏を同志社が招聘しコーチを受けたと記録にあります。同志社の野球には、早稲田さんとやはり深い歴史があります」とご挨拶をいただきました。
両校監督からは「先発投手」の発表があり、両校のエースであり主将からは力強く「勝つ!」と宣言がありました。
また早稲田大学野球部小宮山悟OBからは「「同志社」と言えば「杉浦正則」という時代でした。試合を見に行くことは出来ないが、お互いに良い試合になるように頑張ってください」と選手にエールを送っていただきました。

定期戦当日、東京では前日に桜の開花宣言があったものの、安部球場のバックネット裏にある桜は蕾が膨らみを見せる程度でした。当日は曇り空の中、時折吹く風は冷たく、コートを着ていても肌寒い天候でした。
同志社スポーツユニオン豊原会長はじめ関東スポーツユニオン、東京校友会等、野球部OB・OG関係者総勢約50名が球場に駆け付け現役選手に熱い声援を送りました。
両校とも昨秋リーグ戦を5位で終え、今シーズンは何とか巻き返しを図りたいシーズンとなっており、お互いの実力を試す絶好の試合となりました。

先発は前日の予告通り、同志社は福島投手(4年・大阪桐蔭)、早稲田は小島投手(4年・浦和学院)。福島選手は2014年夏、小島は2013年春に甲子園で全国制覇しており、甲子園優勝投手の投げ合いという何とも豪華な試合となりました。
一回、早稲田先発の小島は、先攻同志社に対し2三振と上々の立ち上がりを見せました。一方後攻の早稲田は、1番山田(3年・早稲田実業)が、福島の初球を完璧に捉えライト線への二塁打を放った後、暴投と三振で一死三塁の場面とし、3番吉澤(2年・大阪桐蔭)のレフトオーバーの適時二塁打であっさり1点を先制しました。

一回二回と小島の投球に翻弄されていた同志社ですが、三回先頭の8番福島が四球を奪い、犠打でランナーを進め二死二塁のチャンスを作ると、2番杉内(3年・今治西)がレフトオーバーの適時打で同点とします。続く四回の同志社の攻撃も先頭の4番前田(4年・福知山成美)がセカンド右への内野安打を放ち、三回に続き先頭打者が出塁します。その後、犠打、四球でチャンスを拡げると、7番越智(4年・今治西)のセンター前適時打で逆転に成功します。
福島は一回のピンチを切り抜けると、二回以降はコーナーを突くピッチングで尻上がりに調子を上げ早稲田打線を無失点に抑えていきます。
同志社は八回に再びチャンスを作るも早稲田の継投に抑えられますが、九回先頭の8番福島が、早稲田4番手徳山(1年・大阪桐蔭)からショート右を抜く痛烈な二塁打を放ちチャンスを作ります。犠打で一死三塁とした後、1番辻(4年・履正社)のレフトへの犠飛でダメ押しの3点目を追加しました。
九回裏、同志社はヒットを1本許すも後続を三振、外野フライに打ち取り3‐1と昨年に続き同志社が快勝しました。
復活後の定期戦の戦績は、これで同志社の2勝3敗となり東京での試合では初勝利となりました。
名門早稲田からの勝利に弾みをつけ、2011年秋以来12シーズン遠ざかっているリーグ優勝、そして「日本一」を果たしてほしいと思います。


硬式野球部OG 新井薫子(H3卒)
同 OB 細見和史(H8卒)

WEBサポーターのご案内